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猫熊太郎
猫熊太郎さん
【作品】お狐サマと童についてのレビュー

ネタバレ

 要望に応えて書かせて頂きます。
 よろしくです。


 全体を通して言うと、
 とてもよくまとめられている作品だと思います。

 話の筋や文章にも破綻はなく、印象的でキレイな終わり方が素敵な読後感を与えてくれます。

 短い作品の中、狛狐のハクと男の子の関係性を上手に描いてる点がポイント高いです。

 特に序盤の――
 一生懸命話しかけている男の子と、声は届いてないのにそれに優しく相槌をうつよう言葉を返すハクのシーンがとても素晴らしいです。

 またその関係性があるからこそ、物語の佳境のそのドラマを盛り上げる一助ともなってますね。
 

 それでも作者さんが「今後の勉強の為……」と仰っているので、遠慮なく指摘をば。


 まずストーリーそのものは悪くないのですが、若干、唐突過ぎたという懸念が残りましょう。

 天災が起こったという事自体が問題でなく、ハクが神通力を使い果たし、消えてしまうという点です。

 正直、この神通力による可能限界――出来る事と出来ない事の境目が、いまいち掴めませんでした。

 ハクがそれまでに力を使い果たしていて掻き消える寸前だったのか、それとも人を癒す術があまりに代償の大きいものであったのか。
 そこらへんが、等閑になってしまってます。

 描写不足という点もそうですが、その結末への持って行き方が強引だった点は否めないでしょう。

 例えば、ありがちな手法ですが、
 序盤に於いて、ラストのこの結末を匂わすような描写や――あるいはそれに言及したちょっとした会話でもあると、読者はもっとすんなり受け入れられる筈。

 あくまで一例ですが、
 ハクの対になっていた狛狐も、実は瀕死の人間を癒す為にその存在を擲った――
 という事実があると、「ああ、そういう事か」と納得し易くなります。


 この手の技巧は小説に限らず、映画などでも広く用いられてます。
 ラストのオチを不自然にならないレベルで予兆させる。もしくはそれに関連したものをさりげなく登場させる。
 それを布石とし、より親切に読者を話の結末に導く訳ですね。

 そういう技巧を身に着けると、ぐんと作品の質が上がる事でしょう。
 

 ですが、個人的には好きな作品です。

 人間の幼い子供と異形の存在――姿形はまるで違うのに、二人の心は通じ合ってるみたいな関係性はツボでした(。・ω・。)b

 

 

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2時間前
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快紗瑠
快紗瑠さん
【作品】ポラリスについてのレビュー

ネタバレ

人は。
生物は。
生まれた時の第一声から何かを求める欲深き者。
それが、生きる為に必要な酸素を求め。
次に食べ物を求め。
そして、どんどん欲が出て、人は「認められたい」「自分のしている事に意味を見出したい」という目に視えないものを求める。

だからこそ、優越、嫉妬、焦り、落ち込み……多くの感情が生まれるのかもしれない。

四季の香り、風の囁き、日差しの温かさ。
五感で感じるものを、敏感にキャッチするだけでなく、それを言葉に魂をのせて書き綴る事の出来るルイの、本来の心の優しさに気付かせる為に、もしかしたらガブリエルも神山クリエイターも存在していたのかもしれない。

人の心の醜い側面と崇高な一面。
そして、ブレない信念。

天使の囀りと、常に同じ場所で輝き続ける北極星を、この目でしかと見た気が致しました。

フィクションだと分かっていても、あまりのリアリティに、ドキドキさせられました。

人は人。
自分は自分。
比較することなく、自分の道を進めと背中を押してくれるような作品に、読む人は力を得ると共に、優しい気持ちにもなれる素敵な作品をありがとうございました。

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9時間前
コメント(2)