雪踏みわけて…

在原業平の物語

柊*

10分 (5,526文字)

69 181

あらすじ

平安時代の初期、藤原氏の権力が確立していく中、藤原でない者は、政治の表舞台から遠ざけられた敗北者として生きなければならない。 在原業平と惟喬親王の二人も、その例外ではなく、二人の苦悩と悲しみを描いてみ

感想・レビュー 1

短い物語の中に、詰まる在原業平の人生は、親王を敬愛していた。その一言に尽きる。敬愛するがゆえに行動を取り、敬愛するがゆえに、守らねばならない家との狭間に苦しみ……。 そんな業平の気持ちが伝わってくる
ネタバレあり