夕暮Catastrophe

「本の中に求め続けた奇妙な物語の入口が、こんなにも唐突に訪れるなんて」

里芋

18分 (10,204文字)

3 8

あらすじ

***** 少女は只、立ち竦んでいた。 空は血のやうに朱い。 『嗚呼、世界の終りとは。 斯くも呆気無い物だとは』 闇は只、彼女を取り囲む。 空はひたすらに朱かった。 挿絵:bunrei **

感想・レビュー 1

不穏な気配。作中で何度か世界が反転したらしい。最終頁で訪れるカタストロフィーは読者を突っぱねるようにある事実を明示するが、むしろそれによって、我々はなおさら混乱してしまうのです。 裏の裏は結局のところ
ネタバレあり
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