眠り姫のバラッド

俺にはもう、勇者の剣も魔法の呪文もないけれど――

安芸咲良

1時間42分 (60,767文字)

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あらすじ

 二十一世紀に入って数十年。人々は脳波を利用して、好きな夢を見ることができるシステムを確立した。  引きこもりの少年・シュウは、そのシステムを利用したゲーム『眠り姫の塔』にハマっていた。単純なRPGだ

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