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月のあやかし 風の仙 ~短編連作 最終話 「月のあした 永遠の風(前)」連載開始

小説 ホラー・オカルト

月のあやかし 風の仙 ~短編連作 最終話 「月のあした 永遠の風(前)」連載開始

沙音

(1)

のじゃロリ仙人とけも耳男子師弟の、心霊ファンタジー。

連載中

354ページ

更新:2017/06/25

コメント:

説明

ねこのきもち様が素敵なイラスト[リンク]描いてくださいました(*^^*)

第一話「忘れて眠れ、月の夜」
 満月の夜、見上げる紅音の前で、少年はビルの屋上から飛び降りた。
 霊能女子高生が出会った、けも耳男子と謎の美少女。

第二話「簪神社」
 神社に納められていた簪を手にした少女。
 過去世の恨みにとらわれた二人の少女を見つけた風生と白風は……?

第三話「入らずの淵に桜舞う」
 その淵に近づいてはいけないよ、と老女は言った。
 ──生贄になった娘が眠っているから。

第四話「生き霊(いきすだま)」
第五話「暁の守護天」
最終話「月のあした 永遠の風」

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作品レビュー

ももたろう
ももたろうさん
【作品】月のあやかし 風の仙についてのレビュー

ネタバレ

作者はこれを「心霊ファンタジー」と位置付けておられる。

「忘れて眠れ、月の夜」と「簪神社」と「入らずの淵に桜舞う」の短編連作となっているということですが、このうち、三作品目の「入らずの淵に桜舞う」について触れたいと思います。

その淵に近づいてはいけないという老女、「生贄になった娘が眠っているから」と。

桜の花びらが舞い散るなかで舞う乙女は、何を舞い、何を祈っているのだろうか。
出だしのこの部分で、何やら淵に立っていると危ないと感じてしまう。

滝を背景にせり出した桜の枝。そこからはらはらと水面に落ちる花びらの様を想像しただけで、きれいな絵になる。

茶屋の老女が声をかけた二人連れの若い男女、おそらく兄と妹だと思っている。
老女は二人に、「この道の先には入ってはいけないよ」と。
昔その先の淵に若い娘さんが沈められ、そのことを恨んで娘さんで出てくるようになると、村人は供養塔を建て、今では誰も近づかないようにしているらしい。

そこに現れたのは、『うそやだこのおかしまぢやばい』という会話、女主人の店を壊す二人の男女、狼藉者のヒナとカイ。
行っちゃやだめよの声を無視して、奥へ、入らずの淵へ。

鏡の様な水面で二人が見たものは。

少し時代がかった言い回しと、現代若者言葉が入り混じって、愉快なところはありますが、繊細な描写にはいつも感心させられるます。

最初に舞っていたのは、あの淵に自ら身を投げた歩き巫女だったんですね。
透明感を持った書き出しと、途中から登場するハチャメチャなカイとヒナのがギャップが優れていて、面白かったです。

白風と歩き巫女との戦いは、すごい迫力ですね。彼女の怨念は、桜の花びらと共に淵の底深く沈んでいったことでしょう。

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2017/04/29 09:06
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