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魚たちのH2O

小説 ファンタジー

魚たちのH2O

孤伏澤つたゐ

色覚の退化してしまったこの目には、空と海の青は見分けがつかない。

完結

17ページ

更新:2017/04/05

説明

2017年5月7日に開催される文学フリマ東京にて頒布予定の新刊のためし読みです。
160頁程度の書籍になる予定です。


 五十六億七千万年くらいの時間があれば、海水だってぼくの中のぜんまいを錆付かせ、溶かすんじゃないかな。そうだ、ぼくもいつかは形を失う。すべての生命が滅び、ふたたび誕生するとき、ぼくの身体のかけらは螺旋型のH2Oに構成される。
 あらゆる可能性への試みは、有機物として螺旋のかたちのぼくをはらむ。
 そうしたら伊呂波、ぼくはきみにこの言葉を伝えるよ。

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