つい心のはずみで

うわー、こ・れ・はっ……。 人間の邪な、ふとした本音、だけれど絶対に表には出せない感情をお湯に浸かって気が大きくなったところで引き出す。 そしてわかった時のどうしようもない後悔。 そういうのが本当に

この作品の良さは、ラスト2ページで重要な2つの伏線を一気に回収する事だと思います。 と言うのも、“正常“な人間の価値観でこの作品を読み進めれば、綺麗な落とし所と言うべきか……在り来たりなオチを想像す

山の中でいなくなった息子の身を案じる父の、取り乱す悲痛な姿に、ああ、早く無事に見つかりますように……と、こちらも祈りながら読み進めていくと……。 すっかり裏をかかれた衝撃のラストとなり、しばし、呆然と