ブラックデビル・カフェバニラ

ずっとあなたが好きでした――。

たろまろ/「八月三日」書籍化

BL 完結
42分 (24,855文字)
頭の固い優等生の不器用な恋

279 3,726

あらすじ

生真面目な秀才君の青山司(あおやまつかさ) なんでもそつなくこなす大人ぶった司が、もっとも苦手に感じているのは美術教師の沖本智洋(おきもとともひろ)だった。美術は司が唯一苦手とする教科。頭で論理立て分

感想・レビュー 6

香りが繋ぐ素敵なお話。

苦手な教科に苦手な先生。嫌だと思っていたのに気になる先生の煙草の香り。 忘れ物をきっかけに距離が縮まっていき先生から絵を通じて物の捉え方を教わります。美術が苦手なことも司くんが内心思っていることも見抜
ネタバレあり
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思い出の香りを纏わせて、自分の気持ちを誤魔化しながら年月を重ねる主人公の司。趣味の旅行先でその思い出の香りのひととの偶然の再会。 ふたりの時間はまた重なり合う。 ふわっと、どことなくアンニュイな雰囲
ネタバレあり
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想いは繋がっていた。 九年前、先生が想いを伝えなかったのは青山君が子供だったから。そして、先生が美術講師を辞めたのは、想いが溢れそうだったから? 描いていない葛藤が優しい物語のなかに潜んでいて、想像が
ネタバレあり
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