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18歳

小説

18歳

安部玲樹

18歳の時に24時間営業の喫茶店に学校をサボっては入り浸ってた…その頃書いたもの

休載中

2ページ

更新:2008/07/17

説明

[18歳]

(1977)

機械仕掛けの
あぶら蝉
じりじりじりと
鳴きますね
小さい するどい
ドリルのように
耳傾ける貴女の心を
突きますね
真昼時
なのに ほの暗く
甘い薄煙の漂う
陽陰の隅に在て
ゆうべひと夜の
かなしいような
想い出に
やわらかく縛られて
貴女は
居るのですね
例えば 名もない
詩人のように
声が
言葉の形をなして
貴女の上へ
木の葉のように
きらきらと
一秒ごとに
降りて来るなら
そして 貴女が
それを確かに
うけとめたいなら
未だ
まっさらな掌を
ふたつひろげて
言葉の羽根が
貴女のなかの
たったひとつの
かたい扉を
たたいてくれる
その時を
少しだけでも
待ってみたなら
どうでしょう?

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