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怖い話コンテスト3連発!第2弾 サイコホラーコンテスト

選考結果発表

サイコ=人間の心の闇、狂気、異常性をテーマに、沢山の作品が集まりました。今回はその中で「どれだけ恐怖を感じられるか」を焦点に選考させていただきました。実際に起きたというリアル感、次の犠牲者は自分かもしれないという身近さが怖い話。ストーリーの妙、オチの意外性にゾクッとくる話。そして、描写のグロテスクさが怖い話。様々な色の恐怖があり、それぞれの中でとくに印象深かったものを入賞とさせていただきました。 ※今回は実話・創作に関わらず「現実的な恐怖」を優先させていただき、ファンタジーや心霊的要素の強いものは選外とさせていただきましたが、読み応えがあり、今後の活躍に期待しているものを優秀作品とさせていただきました。

大賞(賞金3万円+選評)1名

小学生の女児が変質者に追われる所から、親切なおばさんが豹変する恐怖、グロテスクな密室と、様々なホラー要素が重なっていく展開が圧巻。介護、虐待など現代社会の闇をテーマとしている点も良かったです。

準大賞(賞金2万円+選評)1名

引きこもりの長男を心配する母が、実は息子を監禁していた事実が家族に知れ、その狂気が全開になる過程に慄きました。話の語り部である次男の「母に兄ほど愛されなかった」という悲しみがさらなる闇を最後に添えています。

入賞(賞金1万円+選評)1名

じゃんけんおじさんという地域の都市伝説のような存在がリアルに登場し、やがて加速度的に狂気を孕んでいく点が恐ろしいです。若干の謎は残りますが、主人公にも感情移入しやすく、一気にストーリーに引き込まれました。

佳作

猟奇的な拷問のグロテスクさ、描写のショッキング性において群を抜いていた作品。残酷なショーをインターネットで眺める大衆心理が的を得ていて恐ろしいです。犯人の劣等感などもリアリティがあり良かったです。
幼い頃から「それが普通」と植え付けられてしまう恐ろしさが、異常性を全く疑わない主人公の語り口から溢れてきます。狂気的な思考の遺伝、伝染性がさらなる恐怖を感じさせました。
不倫をテーマとした作品。負け組となった愛人が復讐すると思いきや、勝ち組になったはずの奥さんが狂気に呑まれる展開が面白いです。全体のスピード感、ラストの幕の引き方も良かったです。
自分の母について淡々と話す主人公の考察が一種のもの悲しさとともに深い印象を残しています。嘘をつくというのは異常性としてはささやかでありますが、その奥にある闇は生々しく、静謐な恐怖を煽ります。

スケジュール

■募集期間 2017年6月19日(月)17:00:00 〜 2017年7月17日(月)23:59:59 ■結果発表 中間発表:なし 最終結果発表:2017年9月中旬(予定)

大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作数作品(選評) ※大賞~佳作の作品は竹書房刊行ホラー短編集へ収録が検討されます ※該当なしの場合もあります

募集内容

ホラーコンテスト3連発!第2弾! 第2弾は「サイコホラー」コンテスト。 ストーカー、サイコな事件など、人間の狂気をテーマにした怖い話を大募集します。 実体験や誰かから聞いた話などでも構いません。 ノンフィクションもしくはホラーカテゴリの短編を投稿してください。 受賞作品は竹書房刊行の短編集に収録のチャンス!

応募要項

①現代日本を舞台にしたサイコホラー(人間の心理)系の怖い話 ②ホラー、もしくはノンフィクションカテゴリでの投稿 ③字数は100文字~15000文字 ※上記3項目に沿っていない作品は選考外となります ※非公開作品は審査対象外となります ※お一人様、何作品でも応募頂くことが可能です ※新作推奨ですが、過去作・他の賞で落選した作品を上記の形に再構成して応募戴くのも歓迎です ※完結している必要はありませんが、〆切時点での完成度も選考の対象となります ※エブリスタ内の他公式イベント(重複応募を許容しているイベント)との重複応募も可能です

応募条件

・シリーズ設定されている作品も、エントリーされた話のみが対象となります。 ・エブリスタ上での有料作品・無料作品のどちらでも応募可能です。 ・応募締切り後の作品編集可。 ※ただし、審査は、締め切り時点2017年7月17日(月)23:59:59のデータで行います。 ・エブリスタ内の公式イベントや、他サイト等の文学賞で過去に受賞した作品は選考対象外とします。

コンテストの注意事項(必読)