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私の知らない色






私が恋愛できない理由は―――


『仕事が忙しすぎるから』


誰かがそう言ったとき、


都合のいい理由が見つかったと思った。



誰かの言葉に


自分の嘘を隠して


仕事に忙しい女であれば


嘘を隠し通せると思っていた。



もちろん、嘘なんてないほうがいい。


それでも嘘をつくのは


自分を守りたいから。


嘘が……


自分を守る鎧になる。



だけど最近、肩こりがひどい。


この肩こりはそんな鎧の重みのせいだろうか……。



私は誰もいなくなった薄暗いフロアで唸りながら伸びをして


左右交互にゆっくりと首を傾けた。


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