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「尹織っ!」



空気の澄み切る夜空に響いた声が
私の声だと気付いたのは
彼の胸の中だった

彼の鼓動が早くなり
今この瞬間が現実なものと五感が震える



私達は出逢った


季節は巡る

切ない記憶を乗せて


38才という現実の私を引きずりながら


震えた身体だけが
予見するかのように知っていた

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