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忘れて眠れ、月の夜

 親の仕事の関係で、小学校の頃から転校が多かった。
 でも、別に転校は嫌いじゃなかった。

 親は、もう高校生なのだから、ひとつの高校でじっくり勉強した方がいいんじゃないかと心配したけれど、新しい土地も新しい友だちも、紅音(あかね)は全然イヤじゃなかった。
 むしろ楽しみだった。
 今度の学校では、どんな友だちができるかな。
 街を歩いたら、どんなきれいな風景やオシャレなお店があるのかな。
 そして──。

 誰か、私を待っているかな。誰かを助けてあげられるかな……。


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