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第一話 目覚め

 ある日朝目覚めた時、超能力に目覚めた時、君は何のためにその力を使うのだろうか。

 いつか家族で行った夏のキャンプの夢を見る。隣家の家族と一緒のキャンプはみんな総出で楽しかったなぁ。満点の星空、隣には― 

「康太君!朝ですよー!」
 僕、秋島康太の目覚めは十七歳の誕生日の朝だった。世話焼きな幼馴染のモーニングコールで十七歳の朝を迎える。早速彼女は散らかった僕の部屋を片づけ始めた。
 体を起こしながら、僕は彼女に言う。
「文ちゃん、年頃の女の子が男子の部屋に入るのはどうかと思うよ」
 隣家の幼馴染、彼女は雪野文子。いつもは玄関の外で待っている彼女は今日に限って僕の部屋にいる。プリントを片づける彼女の無防備にも舞うスカートが危うい。
 もう少し気を付けて欲しいなと凝視していると彼女も気付きスカートを直す。その一動作すら多感な時期である僕には刺激的だった。
 何でだろう、隠されるともう少し見ていたくなるのは。僕は片目を瞑り、届かないスカートの端を空中でつまむように親指と示指をくっつける。馬鹿馬鹿しいなとも思いつつ、空をつまむ手をスカートをめくるように腕を動かす。
 すると彼女のスカートの端が釣り針にひっかかったかのように吊り上っていく。劇場のカーテンが真ん中から開いてくように、スカートに隠されていた太股が徐々に姿を現していく。太股の内側を描く曲線が行き着く先には白い純白の布が、そうそこにいた。

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