13、男同士が集まっても恋愛話になる。(英輔)

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「好き、なのか? そうではない何か?」 ぽつりとつぶやくと、高田は呆れ顔でため息をついた。 「英ちゃん、とても35の男のセリフとは思えないよ?」 彼の言うことに否定はしなかった。 その日は夜遅くまで飲んだが、鳥山は明日用事があるからと高田を連れて引き上げた。 そして奴らが帰ったあと、食べ散らかしたものや、空いた缶を半透明の袋に入れながら、あることに気がついた。 冷蔵庫を開けると、それはまだ新しい状態で残っていた。 「ケーキ食ってねえ!」
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