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「もうダメ! ほら、食に携わる所で正社員になるって言っていただろう……メモリーもレストランだから条件にピッタリだよね。給料もボーナスもシッカリ出す。心配しないで」
心配しないでって、それは物凄く嬉しいが……メンバーって何?
宿借りなんて全然視えないのに、巻き込まれ体質だから?
その体質がどんな役に立つというの?
「まっ、一番の理由は、君を他へやりたくないからだけどね」
響さんが私の手を取り、ギュッと握る。
「巻き込まれ体質の君だよ。そんな危なかしい子を放っておけないだろ。君は僕の特別大切な人だから、目の届く所に置いておかないとね」
熱い眼差しが私を見つめる。
コバルトブルーの瞳。この瞳に見つめられると胸が熱く騒ぐ。
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