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『よし、こんなもんだろう』
-あれからまた季節は廻り…月は6度目の満ち欠けをはじめた。
台所でロックベルが一口で口に入りそうな大きさに切りそろえた果物を楊枝で刺している。
それらは凍らせてあり、残暑厳しい日にぴったりの一品だ。
『毎日暑い中暑い所で刀打つんじゃ熱の病になっちゃうからな…これなら食べる時丁度良い具合に溶けてると思うんだ。
氷姫、ありがとう。しかし縁神威の太陽の世界は暑いなあ………』
『いいえー♪じゃあ重箱持ってくるね♪』
『ロックベル、出来たヨ~これでいい?』
『有難う、エギュイーユ』
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