NO.3

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「ハァそれはないんじゃない? 夜中に家に上げて 抱きついて寝るし反則だろ」 腕にしがみついて眠る梨花子を見て思わずボヤいてしまった 「俺はそんなに安全な男に見えるのか?」 (前にもこうやって眠った事があったな) 停電の時 NYに行く前もか・・・ 眠っている梨花子を見て (こんな時間がずっと続けばいいのに・・・) 梨花子をグッと抱き寄せて目を閉じた 「Um・・・えっ?!」 目が覚めたら廉の腕の中にいた 「あれから・・・うっ頭が痛い」 廉の腕をほどき顔を洗って鏡に映る自分の顔を見ながら 「マズイ!マズすぎる!」 (専務との距離を置くつもりで会社まで辞めたのに・・・これじゃ距離を置くどころか縮んでるじゃない)
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