6日目後半

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キッパリと断ったのに、オヤジはホテルまで着いて来て言った。 「予約してないなら部屋は空いてないよ!私の知ってるホテルに案内するから」 マジしつこい。   ホテルのフロントに「2泊でシングル空いてます?」と英語で聞くと「空いてるよ」と返事が来た。 ざまぁみろ。 私はここに泊まるからね。 チェックインしようとすると、おやじが「ここは高いからやめろ!」とキレて来る。 無視してチェックインの紙に名前とかを記入する。 とうとうおやじは諦めたようだ。 「分かりました、では明日の朝迎えに来ます」 「は?なんで?来なくていいよ」 「どうして?フェズのメディナは迷路になっていて一人では無理だから私が案内します、それに一人は寂しいでしょ」 なんとかして案内料を私から取ろうとしているのがミエミエ。 「私は一人が好きだし、ほっといて」 「どうしてですか!!!!」←キレて来る 冷たい視線をオヤジに向けた。  
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