門一

あなた様が開設されたレビューサークルの方から来ました。50ページ付近まで拝見させて貰いました。 早速ですが感想を。 無理に設定を押し付けようとせず、道順をたどっていくように少しずつ小出ししているスタンスや分かりやすい表現や会話文。読者の目線で執筆しているなと感じます。 それは、「電子書籍」というメディアにおいては非常に大きな力になります。自信をもっても良いと思います。 では、次に「小説」という観点からしてはどうか。 一言で表すなら「淡々」ですね。 これは描写自体の濃度にも関連してくるのですが、日常とシリアスな場面の書き分けをもっと明確にすべきだと思います。 例えば、元は両親であった魔物達を殺してしまうシーン。 「肉親を己の手で殺める」という行為を直接的に描写してしまう事に、淡々としたというか、抑揚がないというか、演出的に欠けている気がしました。 せっかく、第三者の視点で語る三人称を採用しているのですから、そのカメラワークの自由度の高さを利用しない手はありません。 要するに(収集がつかないのでまとめる事にする)、物語の中で重要な場面になるシリアスな場面では、そのシリアスを象徴するシーンをそのまんま書き出す必要はないのです。 例えば。 主人公が必殺技を発動した後、その必殺技を受けた魔物を書くのではなく、街の石畳に魔物の血が飛び散らかる描写に置き換えるとします。 これでも読者は「あぁ、親を殺ったんだな」と感じてくれます。使いようによっては「親は実は死んでなかった」という伏線にもなります。 なんだか上からの物言いになってしまいましたが←おいらは実践出来てないよ!! 物語の基盤自体はしっかりしているので、やりよう次第でいくらでも壮大で理解しやすいストーリーで読者を引き付けられる魅力は存分に秘めております。 後は、先に言ったように「三人称」の特徴を理解して上手く使いこなす事ができれば良いと思います。 最後に、これは個人の意見なので、、参考程度にしていただければ幸いですという常套句を置いてレビューを終了とさせていただきます。 冒険心をくすぐる物語をありがとうございました。
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返事遅くなり、すみません(つд;*) 的確なアドバイスありがとうございました! ぜひ参考にしたいなと思います。

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