野牡丹な滅士

先輩うまいっすよ。汗 序盤の、戦争を中心としたインパクト。 そして、中盤から終盤にかけての、彼らの心情と告白。 愛ゆえの恐れが、二人を近づけてくれなかった。そういう意味で二人は互いを疑いあっていたのでしょうと思えました。種族の違いという設定もあいまり、二人の距離が辛くよくわかりました。 しかし、打ち明けることで、二人は、愛をわかつことができた。二人は、互いの愛をそうして再確認できたのでしょう。 チョメ先輩は、よく人の気持ちをわかっているんだなぁ。そう感じる一作でした。 この小説の大半を埋める、主人公とヒロインの心を明かす対話シーン。 臨場心理に通じるものがあり、驚きました。対話こそが最善の精神医療であり、救いであることは、全てに通じるのでしょう。 とにかく、ラストもよかったです。 主人公が一年後に息を引き取り、ヒロインも消えた。 描写が端的であるのに対して、読者が彼らの穏やかな最後を想像するのは、その前の対話と気持ちの通じ合いがあったからこそだと思います。 とにかく、展開は少なくなだらかな小説ではありますが、その心理の展開にこそ醍醐味を覚える。 そんな、綺麗な物語だと思えました。 素敵な小説ありがとうございました^_^
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うぁぁあぁああ!!! 玖賀さん、レビューありがとうございます! …というか、作者の僕より作品の理解度や捉えられたものが深い様な…気のせいでしょうか?笑
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気のせいです(笑)←

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