女郎花

 「田咲有造さん67歳、わたしの大切な彼だ」このキャッチコピーがまず目を引きました。カテゴリーは恋愛(その他)、67歳の彼!? 興味本位でページをめくっていくと、勝手に想像していたような「愛人と私」的なストーリーではなく、そこには想定外の眩しい純愛がありました。  ミステリー(多少オカルト要素もある?)とファンタジーが入り混じったようなストーリーでもあると思いますので、ネタバレしないように、拝読中の衝撃と読了後の感動をどう書いたらよいのか悩みました。  とにかくラストに彼氏である田咲さんの、これでもかこれでもかの言葉のシャワーによって、主人公の女性だけでなく、読者の私も一緒に心・・・精神が浄化されていく感覚にもなりましたし、涙が溢れてどうしようもなかったです。(涙腺はそれほど弱くないはずですが汗)   心が熱くなる、そして締め付けられるような、素敵なお話をありがとうございました。
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