栄妙子

今回はイラストの講評という事でしたが、小説の描写にも通じる点が多いと思いました。 まず人間の全身を描き、身体の構造を学ぶ事。 よく顔と頭だけ描いているイラストを見かけますが、確かに全身を描ける方は少ないと思います。 小説では人間の全身を書く場合、頭の天辺からつま先まで細かく描写なさる方がいますが、大まかな雰囲気(例:陰気で縮こまった男)でキャラクターの全身を表現する方が難しいです。 それこそ目に見えない人物を容姿だけでなく、匂いや性格にたどってきた過去等を表現できなければ、誰が誰で何をやっているのか伝わらなくなります。 そのために人間を観察し、外見だけでなく性格や様子等、あらゆる感覚を刺激する表現は、文章書きにも通じると思います。 冒頭で語っていらっしゃった女性の話を読んで、私もチャンスが来た時に動けるように、文章を書き続けたいと思いました。
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