clip

『ベストレビュアーズ』から参上致しました。 では自分を棚に上げたレビューを、恐縮しながらも早速。 平素な文の中に時折ドキッとするようなエグい表現が混じる。作者様は女性の方ですか?俺にゃ書けないなーとか、ここらへん、女性の感性だよねーとか、そんなこと思いながら読んでいました。 短編はラストが命ですよね。体操選手の助走~演技~着地のような濃密な短い時間。 着地がしっかりと決まった、そんな作品。 ただスカッとするでもなく、ひたすら陰鬱とするでもない。 まだまだ二人には未解決の問題が残るのでしょう。 が、混沌の中に光が一筋見えた、それだけでいいじゃないか。 そう思わせてくれたラストが人間臭くて、嬉しかった。 反対に苦言を挙げるなら、冒頭部のリズムが少し悪い印象。 また、主人公がそもそもどういう人間なのかが読み取りにくいように思えます。 事件や美弥にとらわれている主人公しか表現していない気がするのです。 今の主人公の生活はそれがすべて、ということなら、内容として少し薄いかもしれません。 苦言も挙げましたが、これは『なにかひとつ爪痕を』という自分のレビュアーとしての悪癖だったり^^; 総評としては、綺麗に纏まっているだけではなく、ラストを何回も読み返してしまう、そんな印象深い作品。
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clip様、こんばんは。 丁寧なレビュー、そしてスターまで、本当にありがとうございます。 ご明察のとおり、女性です。 内容に、反社会的だったり、非道徳的だったりする部分もあり、とくに男性には不快に感じるのではないか、お叱りを頂戴するのではないか、と心配していたので、このようなレビューをいただけて、本当に嬉しいです。 ご指摘の部分につきましては、またゆっくり読み返して考えてみたいと思います。 でも、正直、最初のほう「美弥」「美弥」ばっかだな‥‥って、うすうす気になってはいたんです。(-_-;) やはり、そうか~。 短編なので上手く修正ができるかわかりませんが、できるかぎりのことはやっ
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返信有り難う御座います。 やはり女性の方なんですね。ほぼ確信を持っていましたが、ホッとしました^^ 主人公の事件前後の人格の変移がないと、小説としてのピースがひとつ足りない印象はあります。また美弥の事件前後もしかり。 ですが沢村さんがおっしゃる通り短編ですからね、要素を詰め込んで短編の良さを損なうなら本末転倒。 えー、長く書きましたが人の意見は話半分に、沢村さんの思うがままにこれからも書き綴って下さいませ^^
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