カイジ

サークルに上げたいが十八未満だからあとで上げるのをなんとなくコメントに書く。 題名:ツンデレがツンデレにバレンタインでチョコレートあげるって面倒臭そう 出演:唯我未来、九重惟(注:別にこの二人は好意を抱いてません。悪しからず←)  この日のために未来というツンデレツインテールメイド少女はチョコレートを作ってきました。  元々器用な少女は完璧なまでにチョコレートを作り込み、いざバレンタイン。 「たまたま材料が余ったから貴方の分も作ってあげたわ。感謝なさい」 「なんでいきなり呼び出されて感謝しないといけない」  未来少女のチョコレートを渡す相手は、童顔ぶっきらぼう、ヘッドホンをつけている全体的にクリーム色の男。  しかしチョコレートをあげられているのに不機嫌。  それもそのはず。なぜなら寝ていたのにいきなり「屋上に来なさい」と叩き起こされ、渋々行くとチョコレート突きつけられながら「感謝なさい」の一言。  印象は最低だ。 「いらないなら別に受け取らなくて良いけど?」  チョコレートをひらひら揺らしながら挑発。  しかし未来少女は態度を変えない。もらってもらいたい気持ちはある。だが無理だ。なぜならツンデレだから。 「……もらってやってもいいが?」  しかし惟少年も挑発で返す。  もらいたい気持ちはある。女の子からのチョコレートなんて初めてだ。だが無理だ。なぜならツンデレだから。 「じゃっ、じゃああげない!」  顔を真っ赤にしながらチョコレートを隠す。 「なっ……! 貰ってやるって!」 「態度が偉いのよ!『ください未来様』くらい言えないの!?」 「ふざけるな!こちとらお前くれるかもと朝から『チョコレート下駄箱に入ってるかな?』とワクワクしたらはいってねぇし『もしや机か!』と思って期待してもはいってねぇし!いざ貰えると思ったら素直になれないから貰えねぇし、最低な日だぜ!」 「私だって一週間前から毎日チョコレート作って研究して貴方好みのチョコレートにしたのに素直にあげられない!最低な日よ!」  二人して饒舌マシンガン。  言い終わった二人は顔を真っ赤にしてしまう。 「た、楽しみにしてたの?」 「俺のために……?」  二人して呟き、二人してハッと気付いてから叫んだ。 「別に貴方のためじゃない!」 「別に楽しみにしてない!」  ああ、ツンデレって面倒臭い。
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