9×9=81

ドラゴンと名前を聞いて読み始めたものです。 程よいテンポ感と憎めないヒロインのキャラの爆走(?)ぷりに思わず吹き出しかけました。それに振り回されても、平然と大人でいるキャラクターもよく個性ができていて、物語を混沌に追い込んでいないところがいいです。 あと、あんなにパロネタを放出しているにも関わらず、異世界の人間も混乱せず、キャラ崩壊させていないのもナカナカです。並大抵の素人は、大体このあたりでダメさ加減が出てきますから。 ああ言った「嫌われにくいヒロイン」は好きですね。 私はヒロインを推しますね。 ただ、パロディが多すぎますね。老若男女問わず、マニア過ぎずマイナー過ぎず、万人にもわかるような色々なネタを盛り込んでいるようですが、やりすぎですね……あれは。もう1ページに付き一つ以上あるのは、どうかと……。 「太臓もて○サーガ」並がベストですね。 多すぎる分、異世界設定の説明がわかりやすくなっている(直喩とはまた違う手法ですが)感はうかがえます。それに、これ封じられると、ヒロインのアイデンティティが消えてしまう欠点があるので、多彩なパロという点は悪いとは言いいきれません。 本当に大きなお世話になりますが、「パロネタをやりまくる」のが作品の長所みたいに見えてきましたので、せっかく良いキャラを出しているし、ドラゴンや魔女といったハイスペックキャラがいるから、もっと彼らを輝かせるべきだと思うのです。 ヒロインがあんなに輝き「過ぎ」ているから、朱蒼翠の刻さんならレギュラー陣を同程度に輝かせることぐらいたやすいことだと私は、目にした文章技量とキャラへの愛に確信しました。 つい長々と書いてしまいましたが、更新を楽しみに待っております。 追伸 大変大きなお世話になりますが、複数に話を分けるよりは、章わけ目次機能を使ったほうがよろしいのでは?
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