読み進めるのが勿体無い位面白い小説に出会えた。  それが、今作に対する正直な感想です。  登場人物造形や描写(情景・内面描写両方とも)が半端なく上手い!  僕自身、働きながら学校に通った経験を持っているので、主人公の貧しい若者にも、面倒見の良い親方(このさり気ない気配りがいい味)にも共感が持てました。  そして、情報・通信業界の覇者となった主人公の慕う「兄貴分」の青年。  善なのか悪なのか全く分からない、危険な魅力が溢れるこのキャラクターの発言や、意図的にアジテーションするシーンに痺れました。    対照的な2人を配し、誰も思いつかない舞台設定を整えたアイディアに加え、確かな構成力と文章力でストーリーが展開され、読む者を離しません。  また改めてお伺いして、追記コメントしますね!  素晴らしい作品をありがとうございます!!
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レビューありがとうございます。 素晴らしい作品を執筆される熊川さんから、身に余るお言葉を頂き恐縮しております。 処女作品だからこそ勢いで行けたのかなと、今になって思います。 文章力など……とんでもございません。 稚拙な表現ばかりで熊川さんのような本格派な文章とは対極な作品で……。 構成は重視して作りましたので、その点を評価して頂けて大変嬉しく思います。 熊川さんご自身も苦学生でいらっしゃったと……確かに兄貴分のような存在は一生心に焼きつきますよね。 僕もそういう人物を思い浮かべて執筆していました。 善にも悪にも転ばない兄貴と仰って頂けて、狙い通りで嬉しく思いました。どちらにも取れるよ
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