「わがままは、男の罪。それを許さないのは女の罪」  と、誰かが言っていました。  そういうことですと、そんなことを言っている男の方がより罪は重いのか?  いや、むしろそうさせている女性なのか?  なかなか答えが出そうにない、難解な問題ではあります。  閑話休題。  今作のヒロインは、一種サディスティックな中に、どこかしらかの危うさと弱さも秘めた人物像で、支配欲(それは時として所有欲)に駆られた女性として描かれますが、振り回される中年男性の小市民的ペーソスと相まって、決してドロドロし過ぎない雰囲気が味わい深いお話です。 「子はかすがい」などと昔から言われますが、それを目の当たりにする時の切なさや諦念。いずれも女性特有の細やかな心理描写が活きていますね。  男友達の好青年振りも(なかなか現実にはいないですが)非常に感心しました。  敢えて、ノベリスタ大賞審査の第1エピソード分までで一旦、今回の感想は留めさせてもらいますが、間違いなく続きが気になる! そんな作品です。
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熊川さん、はじめまして。 藤吉みわと申します。 随分前にコメントを頂いていたのに、ご連絡が大変遅くなってしまい申し訳ありません! アナログなもので、エブリスタの使い方が未だわかっていないのですが、少しずつ慣れていきたいと思います。 私のような初めて小説を書いた人間に、こんなに丁寧な感想を書いて下さって嬉しいです。 まだまだ未熟ですが、今後ともよろしくお願いします☆
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