----鈴木流佳

 蠱惑的な麗しい乙女シャルディアラ。  気高く、自信家であり、計算高く、誇り高い。  それでいながらも、家族を想う愛とひたむきさを併せ持つ姫あらざりし姫……こんなお姫様、見たことない!  作者様が描かれるお姫様主役の作品の数々の中でも群を抜いて強い姫様の心中に隠される孤独と優しさは主に読者のみが知るところであるがゆえに、シャルディアラが愛しくて愛しくてたまりませんでした。  この第一部では、甘い恋愛という要素ではなく、運命の流転が描かれています。  登場した貴公子と、まだ見ぬ父親の仇を取るべく、シャルディアラはこれからも心を砕きながら前に進むのでしょう。  いや、もー、早くシャルディアラが心の底から甘えられる貴公子出てこい(´;ω;`)  序盤の設定でいくと、聖なる血の者に愛を傾けてはその者が命を落としてしまうという。  二部以降、シャルディアラがもっと苦しみそうで心苦しいのですが、それ以上の愛と安らぎを心に宿し、立ち向かっていく姿を今後も追っていきたいです。 素敵な表現の数々も、物語を彩る宝石のようです。 第一部完結、お疲れ様でした! 第二部も期待しています。
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るかちゃん、嬉しいレビューありがとう♪ 最後まで読んでくださって、嬉しい。 表現に関しては自信のない部分なので、そう言って頂くとホッとします。 もっと恋愛要素濃いめにしたかったんですけどね、本当は。 第2部では、恋愛要素をもっと取り入れて薔薇姫を癒す(?)シーンも入れたいですね。
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