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この物語を読んでいると、天国や地獄だけでなく、神も悪魔も全てこの世のモノなのだと思えます。 善と悪の戦いだったはずのものが、人と人との戦いに見えた時に一気に彼岸に引き寄せられてしまうもんですね。単純なモノを信じていれば良かった時代はきっと幸せだったんだろうと思いますが、様々な価値観を知ってしまった後にあえてそこに踏み留まる主人公は素敵だと思いました。 人間の内に潜む恐ろしさを見せられる作品でした。
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ありがとうございます。イベントの話を聞いた時には幽霊的な怖さの作品を予定していたのですが短編にまとまらず、今回このような作品で百物語イベに参加いたしました。 しかし神や悪魔という名前の皮をかぶった人間たちの恐ろしさと業を感じていただけたこと、なにより作品を楽しんでいただけて幸せです。閲覧とレビューありがとうございました。
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主人公が最初、神の側にいたので、単純な正邪、善悪の話ではなく、様々に揺らぐ世界を見せて貰えた気がします。揺らがない世界は怖いです。
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