ありす

アルツハイマーはとても悲しい病気です。 自分の大切な人の記憶から、思い出から、次々と自分たちが取り零されて消えていく。 けれども、お祖父ちゃんにとっては救いの一時だったのかもしれません。 悲しくて苦しくて、泣き叫びたい現実を叩きつけられても、それをしてしまえば非国民と罵られる時世です。家族を亡くしても涙する自由さえなかった。 ずっと心の奥に閉じ込めてきた想いを、最期の時を前にして出すことが出来た。 言葉にするだけなら簡単に終わってしまう。 飾らない気持ちに触れて初めて、わかること、共鳴することが出来るのだと教えられます。 この先も、その悲しさ愚かさを忘れることなく伝えていかなくてはいけないんだと思いました。 ラストに号泣しました。 素晴らしい作品ありがとうございます。
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あたりすたん スターにレビューに応援ありがとう♪ 当初より手直ししたりして出したの。 よかったよー ありがとう!
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きっとどこかの家庭でこんな出来事があってもおかしくない……。 もしかして、祖父母やその身内も、こんな体験をしているんじゃないかと思うと胸が苦しい。 蛸さんはすごい!! この作品は珠玉だよ!!
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