つばさ

消えない記憶。 群青の青。それが意味するものは、失った心と消せない熱。 冷たい心と身体を温めてくれる男なら、都合のいい女でもいいと 面倒くさくない心を伴わない不毛の関係を続ける雛森江茉。 そんな彼女の前に現れた品行方正で眉目秀麗な御曹司 神崎景。 幼馴染という関係だけでなく、二人の間に横たわる訳ありの過去。 江茉が抱えるいいようのない喪失感が消えた時に消えない記憶が… 群青の青が…色を変えるのだろうか。 雛森さんと神崎さんが 「江茉」と「景くん」に変わった瞬間に二人の間に横たわる空気が劇的に変わる。 もどかしくて、切ない…。 雨の日の匂いと記憶。 江茉を包む優しい手。 どうしてあのままでいられなかったのだろう…。 二人の秘められたかわいい青春の記憶と切なさ。 景ちゃんの優しさが身に染みます。 そして、中華まん攻撃という茶目っ気たっぷりの悪戯に この男もまた一筋縄ではいかない側面を感じさせてくれます。 雨の描写と修羅場、その後に続く切なさが上手くて、 雪花さんの実力が伺いしれる章です。 本当に上手いなー………(*^_^*)
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いやーもう、こちらこそですよ(〃艸〃) 上手いなぁー、ホント(*´∀`)♪

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