わたしは、ラーメンが苦手だ。 「何か食べる?」と聞かれたら、その時の選択肢にラーメンは入らない。 「ラーメン食べない?」と聞かれたら、全力で阻止する。 美味しいのは知っている。 知っているが、 知っているが、 知っているが、 何故だろ。ラーメンは苦手だ。 そんな私が、「ラーメンな人々」。この作品にはまってしまった。 作品説明冒頭、、、 スープに命を注ぎ 麺に情熱を込める ラーメンとは何か そんなラーメン道一筋の物語… ここまで読んで、私には無理な話だなと、思った瞬間。 、、、ではなく と 続くではないか! 何。?ラーメン熱血物語じゃないのか! 何だか気になる。 そう思い、作品を覗いてみることにした。 ナゼか引き込まれる作者の語り口。 ラーメン屋でバイトを始める、健康男子大学生のしじみ。 彼の人柄に引き込まれる。 それ以上に「ラーメンな人々」の個性的なキャラクターに親近感をもつ。 読み出したら止まらなくなり、 結果、毎日の楽しみになっていた。 「クスッ」と笑えるエピソードがそこかしこに散りばめられており、 読後、顔が笑顔になる。 ラーメン苦手な私が、「ラーメンな人々」にハマる。 この図式が成り立ったのは、作者の軽快な語り口とライブ感。 生き生きと描かれた世界に、 愛すべきキャラクター。 この作品。 只者じゃない。
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