巴世里

私の文章力ではとてもこの作品の持つ美しさを表現できないのは承知の上でレビュー失礼します。 光の欠片を集めるが如く、美しい言葉で紡がれた情景は、素晴らしい写真や絵画の前で言葉を失うほどの感動に震えた時と、同じような、理屈を超えたものが、直接魂を揺さぶるような、そんな感動をもたらしてくれました。 心が洗われるような情景です。 語り手の青年が、少年だった頃を回想する形で進む物語は、最初から哀しい色を纏っていて、ラストに待つものを予感させます。 にもかかわらず、少年の目に映ったシーンの描写に、震えてしまい、眼が潤んでさえしまうのは、少年の目を通して、その情景を見ているからでしょうか。 憧れ、姉のように慕った美しい女性の姿は、彼の脳裏に焼き付けられるのですが、少年の心には、相当な負担だと推測されます。 成長し、青年となって、子供の頃の自分に会う為に、再び、心に刻まれたその場所にやって来た彼。 その瞳に映るもの。それをまた、焼き付ける。 彼の心にずっと棲み続ける女性が、消えることは無いのでしょう。 素晴らしい短編、こんなわずかなページ数でこれだけの世界観、灰色の世界に透き通るような美しさが描かれているなんて! 本当にありがとうございますm(_ _)m この作品の誕生に関わることができて、とても誇らしい思いです。
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巴世里さん! もったいないくらいのお言葉、ありがとうございます( TДT) 良かったー。 好みに別れるかなぁと思ったので、かなりドキドキでした。 巴世里さんのイラストを見た瞬間、あの世界がパアッと浮かんできました。 詩のような、おとぎ話のような、物語になりました。 巴世里さんの繊細で、かつ憂いを秘めたようなあの美しいアートを表現出来て、本当に良かったです(〃ω〃) ありがとうございました!
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詩のような物語、本当ですね。 情景描写も美しいけど、底に流れる寂しさ、哀しさ、が胸を打つんでしょうね。 本当にレビュー下手ですみませんm(_ _)m こにしさんが的確なレビューを書いてくださって、ホッとしました。 本当に皆さんに読んで欲しい珠玉の掌編です。 あとがきに私の事に触れてくださって恐縮です。 作品の第一ページにイラスト画像を貼ってくださって、とても嬉しくなりました。 ありがとうございました(*゚▽゚*)
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