岡田朔

物語性の強い詩であった流星さんの作品の詩的雰囲気を受け継ぎ、しゅわしゅわと気泡が上がり続けるサイダーをグラスの外から見ているような、どこか夢世界を思わせる作品でした。 詩といってもかなり縛りがありながら謎も多い作品だったたので、後半がどのように描かれるのだろと楽しみにしていましたが、縛りを上手く拾い上げながら、斎さんの解釈もきっちりと組み込まれていて、じっくりしゅわしゅわの世界に浸る事ができました。 個人的には航空機の墜落事故を絡めてあったのがとても興味深かったです。 航空機事故という凄惨で重い題材を、しゅわしゅわした物語の中でどのように描くのかなと考えていたのですが、くるりと反転する視界の変化で表すというのは面白いなと思いました。 雰囲気を壊す事なく墜落の一瞬を表し、且つ、それが場面の切り替えに他場面でも使われていたのは効果的だと思います。 実際の航空機事故でも、子どもや女性などが一人だけ生き残るという事があり、幸運であると同時に家族や愛する人を失った事を理解した時から、苦しい人生が待ち受けています。 紙飛行機を開いた時、なっちは事故と対面したのだと思いますが、いのりもまた9年の間その航空機事故と向き合いながら、なっちの生存を信じつづけてきたのでしょう。 二人がお互いを思い続けたからこそ奇跡の再会を果たしたのだと思いますが、ずっと思い続けてきた事こそが奇跡なのではないかなと思いました。 再会を果たした今、手をとりあって失われた9年の歳月を埋めながら進んで行く二人の未来が、明るいものである事を祈らずにはいられません。
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めためた芯を捕らえていてキュンとしますた/// いやはや、素敵すぎる相方さんをゲット出来た上、期待以上のお返しを貰えた自分わ果報者でつ゚。*(*´∀`人)*゚。 て、嬉しさ余ってご本人よか先に返信してる自分痛々しいww
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りゅーたんありがとうございますヽ(*´∀`)ノ 間違って送ったかと一瞬思いました(笑)← 物語の世界を作ったりゅーたんにそう言っていただけてほっとしました。
流星さんに先越されたΣ(´ー`) あわわ、丁寧な感想をありがとうございます! そうですね。 その通り流星さんの物語の詩的雰囲気が好みでしたので、どうにか壊したくないなと。 でも謎解きを任された分、雰囲気に流されないでしっかり物語を書こーと思ってました。 どこか物悲しげでしたから、どうしたのかな?って考えたとき、自分で設定していた夏生の『紙飛行機』を思い出した末の飛行機事故です。 でも、二人にはどうにか幸せになってほしかったので、無い知恵を絞りながら、流星さんの物語の謎を一つずつ拾って解いて、どうにか二人を再会させることができました。 悲しいことは紙飛行機に乗せて飛ばして 昴の輝きの下で望
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こんばんは。 少々深読みしすぎなレビューになってしまったので、気分を害されていないかと心配だったのですが、こちらこそ丁寧に返して頂きありがとうございます。 是非また夏イベもご一緒させて頂けたらと思います。 どうぞこれからも宜しくお願いします。 岡田朔
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