autumn

ミリタリーもので男のロマン、友情をかいてますが、初めに飛び込んで来たのは国を越え複雑に絡み合う宗教問題でした。 その一つの題材だけで作品が仕上がりそうなほとです。 国々の事情と力関係に準じた戦略もあり マニアの域じゃないと絶対的に書けない世界観。 更にスケールが広がり続ける展開のはやさと知識量は読者を飽きさせず、3000㌻弱を負担材料としないです。 感情をできるだけ排除し、強靭な精神的持久力を前面に押し出し淡々と進むシーンがあるとすれば、 志ある者、貧困、爪痕、不安定な情勢下にある弱者が描かれ戦争とは何か考えさせる場面もあります。 捲るとそこには脱帽と漏れる感嘆、引き込むだけの材料を読者にしっかりと提示してくれます。 最後に島とロマノフスキーの人物像に誰もが魅了されること間違いなしです。
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