青山瑞希

遅ればせながら、本日読了いたしました。 次々と起こる謎の焼殺事件。12年前に起きた火災事件との繋がりが、視点を切り替えながら暴かれていく。一体犯人は誰なのか、そしてその目的は…… 本作はスピード感の溢れる本格ミステリーでありながら、舞台となるサブカルチャーを扱う商業ビル『カルっちゃタウン』とそこで働く人たちのキャラクターがまさに今の時代を反映しており、様々な年齢層が楽しめる内容となっています。 ビル内に閉じ込められた人たちが外部との連絡手段を絶たれる……、通信機器が発達した現代ではなかなか難しい設定ですが、具体的なウイルス名や電波遮断方法を用いてリアリティを出し違和感を覚えさせないのは、さすが知識豊富な熊川さんだと感心してしまいました。 恥ずかしながら、青山は最後まで犯人が分かりませんでした。でも、それだけ内容が巧妙であり読者を楽しませることができる傑作です。 毎日、読むのが楽しみでした。素晴らしいミステリーをありがとうございます。
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 青山さん、この度は『コロシレクション!』を最後までお読み頂き、高い評価と詳しいご感想のレビューを本当にありがとうございました!  恐縮することしきりです!!  青山さんも仰られるように、これだけパソコンや携帯電話などが発達している現代社会。  ほんの一晩だけとは言え、外部との通信を遮断するツール(コンピューター・ウイルス)を作中に登場させるのは、かなり骨が折れました(^_^;) ……ある国(北の方にある)で実際に使われていた「ジャミング」というシステムをモデルに、電波ジャック+犯罪者侵入という絶対絶命状況サスペンスにチャレンジしてみましたが、このような有難いお言葉をもらえて、物書き冥利に
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