森永ピノ子

評価イベントからきたのじゃ。 導入部A(どれだけ冒頭で読者を惹きつける力があるか) 文章力A(主に語彙力) 表現力B(背景や心情描写、比喩力) 構成力B(シーン展開のセンス、分量と出来事の比率、テンポの良さ) 一言: 導入部はA評価じゃが、住人の紹介はいらんのじゃ。 簡潔な紹介なのでまだ分かりやすいほうなのじゃが、数ページに渡って登場しない人物がおるので覚えていない事、あと設定というものはすぐに忘れられ、実は読者にとってはどうでもよいものなのじゃ。 多くの人は、あくまで人物たちが起こす事象――すなわち登場人物たちが描き出す「物語」を楽しみたいと考えておるのじゃ。 客観的に見て、住人紹介の部分を削り…… 101号室 秋田 零 という一文から始まったほうが、ドキドキすると思うのじゃ。 登場人物たちの名前がシーンの区切りにもなっておる為、そこは徹底したほうが良い。 表現力・構成力Bの理由は、若干人物たちの説明が多かったからじゃ。 説明の為の描写などは、なるべく省くのが定石となる。 逆に、テンポが早すぎると感じた場合、心情描写などを増やす事で調整できる。 そこのバランスが、現在は描写寄りになりすぎてしまっておるのじゃ。 その点を削るより圧縮していけば、より良い作品になるとワシは考える。 せっかく作った地の文じゃが、時には泣く泣く削る事も大事なのじゃよ。 総合的な能力は高いので、課題を消化していけばかなりの腕になるとみた。 頑張るのじゃ。
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