狼歩

春夏秋冬、完結おめでとうございます。 短編集の形を取っていますが、これはそれぞれが絡みあう短編の形を取った一つの物語ですね。 どれも素敵ですが、やはり一番印象的で好きなのは4月です。 歩先生の高潔さ純情さが印象的で、何が大切なのかを見極める力を持っているというところが、キャラクターとして好感をもちました。 子どもたちもみんないい子で、特に元くんが生意気で、でもとても可愛らしいですね。モデルはやはり若さまですね。 歩先生の家族も本当に良い人たちで、読み手が「うまくいくかな」とドキドキしながら読んでいたのを、いい意味で裏切ってくれて、うれしいハッピーエンドでした。 『始まりの物語』でお馴染みのキャラクターが活躍してくれて、またそこも同窓会のようで楽しかったです。 素敵なお話をありがとうございました。楽しませていただきました。 次回作、期待しております。
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