藤詩 鈴

最後まで読んで、「そう来たか…」と思わず唸る&眼を丸くした。 はい。てっきり幽霊さんが出てくると思っていたもので。 そっちもそっちでゾッとするけれど、この結末はもっと怖かった。 ひねくれているように見えた優香よりも、計算して優香の計画の裏をかいて目的を達成させた美香の方が、何倍も質が悪い。 個人的に一番ゾッとしたのは最後の場面の誠。 それまでの優しげな様子とは正反対で、美香のグルだった彼。 優香の『最愛“だった”人』という言葉が凄く効果的だった。
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しゆりさん。 レビューありがとうございます。 幽霊よりも。 呪いよりも。 やっぱり一番怖いのは人間。 表面からでは見えない心の闇の部分を感じて頂けたのでしたら幸いです。 素敵なレビューは、本の帯にあるキャッチコピーのように作品を格上げしてくれるものなんだなぁと感謝致します。
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