かず

『恋蛍』シリーズ四編、いや、妖真柴編を入れて5編。 このお話が『恋蛍』の本当のラストシーンだと感じたので、ここでまとめてレビューさせていただきます。 恋蛍本編、実は私は満足していませんでした。 蛍目線だからこそ語られなかった、俊太郎の心の傷。それが、よく判らなかった。 また、なぜ俊太郎も蛍もお互いにああも惹かれ合うのか、それも判らなかった。 だから、読後感も今一つでした。 俊太郎目線の二つの番外編で初めて描かれたそれらは、私の想像よりもずっと深いものでした。 二人が、言葉が無くても意志を通じ合えるのは、 お互いが闇や無音の中で生きてきた過去があるからこそ、なんですね。 俊太郎は、自分の意志で言葉を発しないのだと思っていました。 発することができなかったんですね。 すべてが府に落ちて、じわじわ来ました。 俊太郎が自然と声を出せて、自然と笑える。 そのことが、読者を泣かせる。 蛍、今頃、電話と指輪を握りしめて、きっと泣いてる。
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 いつもかずさまのレビューに目を見開かされます……ッ! 良い書き手は良い読み手というのはまったくもって、その通りなのですねッ。  描いている私のところから見える風景は、読み手さまのものとは入り口が違うといつも思っておりますッ。 絵解きパズルのようなもので。  その絵をいつもかずさまは深く綺麗に読み取って下さる……ッ!!! レビューありがとうございますッ。  かずさまに見つけて頂けて、このシリーズは本当にシアワセでしたッ。 蛍はホントにシアワセモノですッ(笑)!!!  まだまだ精進してまいりますので、また、ぜひ遊んでやって下さいませッッッ!!!  
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いつもお返事ありがとうございます。 いや~、恋蛍本編、あの終わりかたでは納得できなかったんですよ(笑) ようやく読み終われた、って感じです。 素敵なラストシーン、ありがとうございました♪ 感謝を込めて。 かず。
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