のはらはな

かつて悪魔の囁きの前に罪を犯した聖司は、それでもなお聖職者となり、それゆえにまた罪を犯す。悪魔に魂を売る、まさにその身を削ってまで犯す罪。全ては子供達を守るため。いずれは自分の魂を悪魔にくれてやることになるというのに。 物やお金を欲しいと思うことは罪なのか。 かつてそれを望み得たことで、少なくとも聖司は絶望の淵から少しでも生きる力を得ることができたから。彼が守る子供達には、罪を犯すことなくその生きる力を与えてあげたい。そのために彼は罪を犯し、涙するのかもしれない。 あの時、聖司が欲しかったものをなんの代償もなしに手に入れることが出来たなら、今の聖司はなかったのかもしれない。罪の痛みを知ったからこそ今の聖司があるのかもしれない。 神様は全てを知っているのかな。だから天使を遣わすのかな。そして、なんやかんやで悪魔が聖司に甘くて、そこに萌えてしまいました。
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のはらはなさん、レビューありがとうございます。 私が描きたいと思っていたものを、丁寧にすくいとってくださって、とても嬉しいです。ほんとにおっしゃるとおりなんです。 そして天使をとおして聖司が「無条件に愛される」ことを体験できるといいなあ、と思っております。 悪魔は甘いんですよ~。惚れた弱味があるので。 萌えていただけてよかったです。(///∇///) ありがとうございます。m(__)m
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