Satori

(応援)『ジブリちっくファンタジー』という謳い文句に惹かれて読み始めました。 思春期ながらも、芯の強さと純粋さを持った子供達。ノスタルジックな雰囲気を感じさせる情景描写。 神池を探して森の中を探検し、不思議な神獣と出会って……、こういった児童文学風の冒険物語って本当に大好きで、ドキドキしながら読み進めていったのですが。 読みながら、何故この小説のジャンルがSFなんだろうと、ずっと疑問だったんです(笑) でも読み進めるうちに納得。予想外の展開が待っていました。 なんかこう、敵キャラもビジュアルを想像すると可愛らしいんですよね。 地球上の生物に擬態した人外の生き物たちに囲まれる翔大の姿や情景を想像すると、シリアスなストーリー展開とはいえユニークな画があって、ジブリというよりは手塚治風のSFファンタジーを連想するかもしれない。 お気に入りのシーンの多くはシリアスパートでした。 出だしのマヤさんを名前で呼ぶ理由が分かるシーン。精神攻撃に耐えるシーン。命を懸けて大切な人を守ろうと覚悟を決めるシーン。 彩花が翔大を助けに来るシーン。彩竜の名前の由来がわかってからのラスト(第一回目の)も、とても好きです。 色々な事情により(笑)そこで一旦切ったようですが、個人的にはそのあとのSS(573まで)も含めての〆の方がやっぱりいいかなぁと。 原点回帰のようだけど、そこに新しいカタチがあるというところがとても良いなと思った。 Newブックへの編集後どうなるのかも楽しみにしてます。 年明けの公募に期待☆
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(゜ロ゜;ノ)ノ 読了お疲れさまです & レビューまでありがとう (。´Д⊂)
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