haori

こんにちは(^_^) ようやく参りました。レビュー失礼いたします。 『回帰』という言葉が、読了後すぐに頭の中を過ぎりました。その言葉の意味からすれば、完全にその言葉がこの物語に当てはまるかは「う~ん」なのですが、でも私の中ではそれが一番しっくりくる言葉でした。 作者さまらしい優しい文体で『私』という存在が見る世界は不思議で、先の読めないドキドキがあり、そして終わりの方に出てくる星空。 その空は、そこまで詳細な描写があるわけでもないけれど、私も『私』とともに旅をしてきたせいでしょうか。『満天の星空が、私を出迎えてくれました。』という文に出会ったときは、頭上が急にひらけ、私もその空を見たような気分でした。 他、特に印象的だったのは、最後のページの『ギグラの塔は、』というところです。『崩壊』とは恐い言葉ですが、同じ文にある『恐ろしいものではなく、』というところを読めば、確かに恐くなく、その崩壊を静かに受け入れることができました。 素敵な物語をありがとうございました。 では、失礼いたします。 追記。(以下、物語の中身とは異なることです。) イベントのお題がわかっていたので、「あれ? 出てこない?」と途中まで不思議でしたが、最終的には「ああ、こういう出し方があるんだ」と勉強させていただきましたm(__)m ありがとうございます(^_^)
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ハオリさんレビューありがとうございます! 『回帰』、作者自身が考えもつかなかった素敵なお言葉をいただいて、恐縮であります(笑) 人生の旅というのは、長くもあり、短くもあり、ときに童話やファンタジーの世界で主人公たちといっしょに旅をしていると、人生を何周もしたかのような感覚を覚えることがあります。 その感覚を描きたいと思い、この作品を作りました。 最後に、満天の懐かしい夜空を見上げ崩壊した塔から戻ってきたナラハが、輪廻転生を何周か繰り返したのちに文字通り『回帰』したのでしょう。 人間もその他の生物も私たちは巨大な輪の中にあって、いつかは帰るべき場所に帰れる。そういう安心感というものを体
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