藤白 圭

百人斬りイベントへのご参加。 ありがとうございます。 読了致しましたので、早速レビューさせて頂きます。 いやぁ、面白かった! 初っぱな。 大昔の少女漫画でよくあるパターン「パンをかじりながら、慌てて家を飛び出したらイケメンとぶつかった」という王道を、より激しく、より「んなわけ、ねーべ!!」とつっこみたくなる衝動に駆られる出だし。 もう、そこで掴みはオッケー!! そこからは、タイトル通りの異文化漫才コンビ結成!!へと至るまでの道のりが描かれる訳ですが。 これがまた、上手にボケとツッコミを巧みに取り入れて、重くなりすぎず、かといって軽くもなりすぎず、絶妙な匙加減で物語が進行していくわけですよ!! それぞれの思いや悩み。 そして、漫才を通して生まれる絆と、笑顔。 更には各々の成長していく姿が作品に描かれていて、時に辛くなり、時に笑い。 作品のキャラ達と共に一喜一憂させて頂きました。 彼らの今後が読みたい! と、強く思いましたよ!! 地味なのにモテる主人公の、この鈍感さ故の周りからのツッコミも、また見所の一つ! 個人的に好きなシーンは、主人公とメグのの初ネタ合わせの後の静香の酷評。 これは、私自身。 ネタを読んでいて……ん??と思ったものをそのまんま、静香がオブラートにも何も包まず、コテンパに言った時なんかは、めちゃくちゃ情景が目に浮かびました(笑) しかし。 漫才って、やはりテンポや口調というものも大事でして。 文字だけを追っていると、中々その臨場感というのを味わえないことが多い中、よくぞ、ここまで書ききれたなぁーと感心しました。 それほどまでに、彼らの会話のテンポ、抑揚、リズムを感じることが出来、本当に面白かったです。 ただ、文化祭での本番ネタ。 あそこはちょっと長すぎたのか、それとも漫才ネタを小出しにして、観客の様子。主人公の沸き上がる感動。メグの表情や目線に表情。 それらをもっと会話、会話の合いの手のように入れられると、会場全体の盛り上がり方が更に伝わりやすくなるのかなぁと思いました。 ですが。 この作品。 漫才だけに限らず、人の心に訴えかけるパワーあるもの。 言葉一つ一つ、かなり選んで書かれてあり、何よりもテンポを重んじてある部分は、素晴らしいと思いました。 凄く素敵な作品をありがとうございます。 コミカルなタッチのなかにある、深いメッセージ。 確かに感じました!
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快紗瑠さん、こんばんは。 こちらこそ、素晴らしいイベントを企画してくださって、ありがとうございます。百作読むだけでなく、丁寧なコメントまでくださり、頭が下がります。その情熱がすごいなと思います。 また、拙作を読んでいただき、ありがとうございました。 概ね楽しんでいただけたようで嬉しいです。 中でも、登場人物について褒めてくださったのが大変嬉しかったです。 漫才を通して学生が成長していく姿を書きたかったので、そこはちゃんと書けたのかなぁと、ほっと胸を撫で下ろしております。 静香の酷評シーンは結構ノリノリで書きました(笑)漫才はいろいろ考えて書きましたが、あそこは「静香なら強烈にダメ出しす
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