たすう存在

冒頭に弟の現在の姿があったからか、作品中ずっと昏い雰囲気が漂っていました。 あんなことをしでかした店長も、おそらく本当に良い人なんでしょう。 良い人だったがために追い込まれたのでしょう。 ビニールとガムテープぐるぐる巻きの衣装ケースとか。びっしりの虫とかも本当に怖い。 感想を書こうと、またこの作品を読み直して、それでもやっぱり怖いなあ昏いなあと思いました。 そして、けっきょくこの作品のどこが一番怖いのかなと考えてみたのですが、 この店長さんや語り手の弟、他のバイトの子たちをこの状態にまで追い込んでしまう土壌が、ほどよい田舎と描写されるこの土地にあったように感じます。そして、それがリアリティのある恐怖を演出してるのかなと思いました。 ホラー作品に変な言い方ですが、とても面白かったです。 ありがとうございました。
1件・1件
レビューありがとうございます。 皆様の作品、全然回れていないのに(泣) ほどよい田舎っていうのが、一番一般的にありえそうな感じで。 そして、私自身が虫大嫌いなもんでつい← 衣装ケースの中を想像して、自分でぎゃーってなるwww

/1ページ

1件