すーっと心に染み込んで来るような文章が世界の終わりという一見重々しいテーマでありながらも、ある種の心地良ささえも感じてしまう不思議な作品でした。 あの大傑作【牛丼】とはまた違うリズム感や風合いで作者様の作風の幅の広さに感服致しました。 確かに、普通世界の終わりと聞けば、逃げ惑う人々、阿鼻叫喚の渦なんて光景を想像してしまいますが、実際はこんなものなのかもしれませんね。 そこには恐怖の感情は一切無く、ある種の諦めと、ある種の開放感が…。 『死ぬ』のではなく、『無に還る』といった感じなのでしょうか。 オイラ個人的には、終わりを迎えた後の世界は一体どうなるのかが、ちょっとだけ気になりましたが。 (何ともひねくれていて申し訳ありません汗) あ、あと蛇足ですがタイトルと前半部分を読んで 「ははーん。これはきっと『セカ〇ノオワリ』の楽曲を聴いた人々がゲシュタポ崩壊して自滅する話だな」と、何とも訳の分からん先読みをしてしまいました(汗&笑) 思考に事欠かかず、何とも言えない余韻が残る優れた作風です。
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にいださん、素敵なレビュー有難うございます! ぶっちゃけ、ストレートにシチュエーションだけを描いた話なんですが、そんな先読み裏読みまでして頂いて楽しくなりましたσ(^_^;) 本当に感謝です!

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