清瀬 美月

最初の印象ってすごく記憶に残ると思います。 見た目的にもタイプで、年上で、自立もしていて余裕ある大人の女性。 だけど『想定内』と、どこか(ちょっぴり意地悪な)上から目線の要君が可愛いんですよね。 それはきっと、―― 『明け方眠る貴女にそっとキスをして 僕は王子様になりたいと願った』 この概要の一文に目を通していたからなのですが、この余裕がどこでなくなっちゃうのかな、と読み進めていくたびにワクワクしました。 夏希さんの内に秘めた素顔を知れば知る程、要君は一生懸命で。 料理をしたり洗濯をしたり、雪だるまを作りながら外で待ってるなんて…もう、きゅんとしちゃいました。 ゆっくりと近付いていく二人の距離感が温かいんですよね。 要君の感情がとても丁寧に描かれていて、自身の抱える問題も、夏希さんに(逃げているわけじゃないのかもしれないけれど)居場所を探して揺れ動く心の葛藤も、男の子の繊細な部分が垣間見れて切なくなりました。 興味があるからこそ小さな変化にも気付けたわけで、テーブルに突っ伏して泣く夏希さんの頭を撫でるシーンは、私のお気に入りのシーンです。 お互いに不器用で、肝心なことは言わないままなんだけど、それが二人とも自分自身の心に向き合うきっかけになったのかな。 フランスまで追いかけちゃう要君は無鉄砲だけどやっぱり可愛くて、手放したくないなあ(笑) そしてもうラストは、―― きゅんきゅんしっぱなしでした。 眠り姫にキス、王子様になれたかな。 冬ラブ、素敵な作品でした。
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清瀬美月さま。 素敵なレビュー、ありがとうございます! 最初は上から目線で若干のお遊び感覚もあった要が、夏希の素顔を知って急速に心をわしづかみにされていく過程、夏希の大切さに気付き追いかけていくまでの心の揺らぎ、書いててとても楽しかったです。 家業や兄との関係で生まれた柵や後回しにしてきた問題と向き合い成長するきっかけとなったのは夏希の存在あってこそ。 夏希がいたからこそ、要は成長することができたのです。 そして、この短編は、恐らく殆どの人が夏希目線を読んでからの要目線になると予測しましたので 夏希に感情移入した方々をキュンキュンさせる=夏希目線担当のみもりんをキュンキュンさせる
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