Satori

limeさんの小説は、毎回どれも素敵な章タイトル。 そしてこのタイトルがついた十九話が、私がいちばん見たかった、待ち望んだシーンでもありました。 いちばん近くに居るのに春樹を受け止めることが出来ない美沙。受け止めてもらうことを望まないとしながらも、頼れるのはこの人だけと決め込み、力や心の闇に苦しむ春樹。 本人たちはもちろんそれどころじゃないのですが、力がどんなものかを知ると、「この力はもっと幸せな使い方ができるのではないか」と考えてしまったりするわけです。 そのへんはもどかしく思っていたんですが、隆也はほんとうによくやった。十九話のラスト二行はほんと涙が出そうになりました; 彼は想像通りの人間で「もう隆也にしちゃいなよ」と言いたくなるというのに、春樹は……!(笑) 春樹と美沙の関係が本当の意味でプラスになる日は……二人の心がもう少し大人になってからなのかなあ、なんて。 この先も楽しみながら読ませていただきたいと思います! (薫がいいかんじのクッションになるような予感☆)
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Satoriさん~、第3章にも嬉しいレビューをありがとうございます!!>< タイトルと同じサブタイトルの19話。 私が一番書きたかった部分を、しっかり受け止めてくださって感無量です! 隆也、すごくウザくて熱くてお節介が過ぎるけど、春樹にはこういう友人がいてほしいって思って(;_;) (隆也ってつくづく女の子にはモテそうにないよね。 女心は分からなそう) だけどやっぱり春樹は、それこそひな鳥が親を慕うみたいに美沙を慕って行きます。 美沙もどうしようもなく春樹に愛情を覚えるんだけど、救えないんだとあきらめている感じで。 ヤマアラシのジレンマみたいな痛々しさが、第5章では炸裂するはずです。
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