記憶喪失を題材に した作品にしては珍しくもう一人の記憶喪失者をくっつける実験的な作りです。 斬新なのに加えジャンルまで化けてしまう科学反応も秀逸です。 記憶の修復が少し早く、散りばめられた 伏線を回収していく感じにしてもミステリ要素も加味できたように思うのと、 冒頭の主人公の反応がひっかかりました。 携帯小説のテンプレートも斬新なんですが例えば薬を盛られて誰かに拉致されたのを疑って昨日までの事を思い出そうとする。が……とか。  二点の気になる点 を差し引いても作中のどんでん返しの瞬発力とスピードは本当に素晴らしい作品だと思いました。
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